正答4
解説
正解は4です。
ゴム腫は、梅毒の第3期にみられる特異性炎(肉芽腫)です。
中心部の壊死と、それを取り囲む細胞浸潤・線維化という構造を押さえることが鍵です。
【選択肢別解説】
1:× ゴム腫では中心部に壊死がみられます。
中心部はゴムのような弾力をもつ凝固壊死に陥るのが特徴で、名前の由来にもなっています。
2:× ゴム腫は泡沫細胞の集簇からなるものではありません。
泡沫細胞(脂質を貪食したマクロファージ)の集簇は黄色腫や粥状硬化巣の特徴です。
ゴム腫では類上皮細胞、リンパ球、形質細胞が壊死巣を取り囲みます。
3:× ゴム腫では好酸球浸潤は目立ちません。
浸潤する細胞の主体はリンパ球と形質細胞で、特に形質細胞が多いことが梅毒の特徴です。
4:○ ゴム腫の周囲には線維形成が豊富にみられます。
壊死巣の外側を肉芽組織と線維組織が厚く取り巻き、治癒すると強い瘢痕を残します。
【ポイント】
特異性炎は、結核(乾酪壊死を伴う結核結節)、梅毒(ゴム腫)、ハンセン病、サルコイドーシスなどが代表です。
ゴム腫は「中心の壊死+周囲の形質細胞浸潤と線維化」と覚えましょう。