正答4
解説
正解は4です。
骨折の合併症は、受傷と同時に起こる続発症、経過中に起こる併発症、治癒後に残る後遺症に分けられます。
後遺症とは、骨折の治療が終わっても残る障害を指します。
【選択肢別解説】
1:× 外傷性皮下気腫は、肋骨骨折で肺が損傷され、空気が皮下に漏れて起こります。
受傷時に生じる合併症で、後遺症ではありません。
2:× コンパートメント症候群は、骨折後の腫脹や出血で筋区画内圧が上がり、血流が障害される病態です。
受傷後早期に起こる合併症であり、放置した結果の拘縮が後遺症になります。
3:× 脳脊髄損傷は、頭蓋骨骨折や脊椎骨折と同時に起こる損傷です。
受傷時の合併症であり、骨折の後遺症には分類されません。
4:○ 偽関節は、骨折部の骨癒合が完全に停止し、異常可動性が残った状態です。
骨折治療の終了後に残る障害であり、代表的な後遺症です。
【ポイント】
骨折の後遺症には、偽関節・変形治癒・過剰仮骨形成・骨萎縮・関節強直・関節拘縮・阻血性骨壊死などがあります。
偽関節は大腿骨頸部骨折・舟状骨骨折・脛骨骨幹部骨折で起こりやすいとされます。