正答4
解説
正解は4です。
高齢者は骨粗鬆症による骨の脆弱性に加え、全身の予備能力が低下しています。
そのため骨折そのものよりも、安静や固定に伴う合併症が問題になります。
【選択肢別解説】
1:× 骨化性筋炎は、筋の挫傷や肘関節周辺の外傷後に筋内へ骨が形成されるものです。
若年者や小児に多く、高齢者骨折で起こりやすい合併症ではありません。
2:× 過剰仮骨形成は、骨形成能力が旺盛な小児や若年者で起こりやすい現象です。
高齢者では仮骨の形成はむしろ遅く、少なくなります。
3:× フォルクマン拘縮は、前腕屈筋群の阻血による拘縮です。
小児の上腕骨顆上骨折に合併することが多く、高齢者骨折の特徴ではありません。
4:○ 高齢者は骨折後の安静臥床や固定により、筋萎縮・関節拘縮・褥瘡・肺炎・認知機能低下などの廃用症候群を起こしやすくなります。
早期からの離床と運動が重要です。
【ポイント】
高齢者に多い骨折は、大腿骨頸部骨折・橈骨遠位端骨折・上腕骨近位端骨折・脊椎椎体圧迫骨折です。
いずれも転倒で起こりやすく、寝たきりの原因になります。