正答4
解説
正解は4です。
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症は、急性感染期・無症候期・エイズ発症期の順に進みます。
無症候期は数年から10年程度続き、その間にCD4陽性リンパ球が徐々に減ります。
【選択肢別解説】
1:× 発熱は、感染して2〜6週ごろの急性感染期に目立つ症状です。
無症候期は、その名のとおり目立った症状がない時期です。
2:× 咽頭炎も、急性感染期にみられる症状です。
発熱やリンパ節の腫れとともに、かぜに似た症状として現れます。
3:× ニューモシスチス肺炎(PCP)は、免疫が大きく低下した時期に起こります。
CD4陽性リンパ球が200/μL未満になると起こりやすくなります。
エイズを発症したことを示す代表的な日和見感染症で、無症候期の病気ではありません。
4:○ 無症候期でも、免疫の低下が進むと帯状疱疹が起こりやすくなります。
帯状疱疹は、体に潜んでいた水痘・帯状疱疹ウイルスが再び活動して起こります。
若い人の帯状疱疹は、HIV感染に気づくきっかけになることがあります。
【ポイント】
「急性感染期=発熱・咽頭炎」「無症候期=帯状疱疹や口腔カンジダ」「エイズ期=PCPなど」と時期で整理します。