正答2
解説
正解は2です。
石綿(アスベスト)を長期間吸い込むことで起こる職業性疾患を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 気管支喘息は石綿と強い関連はありません。
主にダニやハウスダストなどのアレルゲンによる気道の慢性炎症で起こります。
2:○ 悪性中皮腫は石綿と強い関連がある疾患です。
石綿の吸入から20〜50年ほどの長い潜伏期間を経て、胸膜や腹膜に発生する悪性腫瘍です。
3:× 転移性肺がんは石綿と強い関連はありません。
他の臓器にできたがんが肺に転移したもので、原因は原発巣にあります。
石綿と関連が深いのは、肺にもともと発生する原発性肺がんです。
4:× 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の最大の原因は石綿ではなく喫煙です。
たばこの煙などの有害物質で気道や肺胞が障害されて起こります。
【ポイント】
石綿による健康被害には、悪性中皮腫、原発性肺がん、石綿肺、胸膜プラークがあります。
中皮腫の大部分が石綿の曝露によると考えられています。