正答3
解説
正解は3です。
経鼻経管栄養法の適応、注入時の体位、合併症、観察項目を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 経鼻経管栄養法は、消化管機能が保たれている患者に適しています。
消化管機能が低下している患者には、静脈から栄養を補う方法が検討されます。
2:× 注入は仰臥位ではなく、上体を30〜90度程度起こした姿勢で行います。
仰臥位では栄養剤が逆流して誤嚥性肺炎を起こす危険があるためです。
3:○ 経鼻経管栄養法で最も危険な合併症は、チューブの気管への誤挿入です。
気管に入ったまま注入すると、栄養剤が肺に流れ込み重篤な肺炎や窒息を起こします。
注入前には必ずチューブの先端が胃内にあることを確認します。
4:× 経管栄養で特に注意して観察する消化器症状は、便秘よりも下痢です。
注入速度が速い、濃度が高い、栄養剤が冷たい、汚染されているなどの原因で下痢が起こりやすくなります。
【ポイント】
注入前は胃内容物の吸引やX線などでチューブの位置を確認し、注入中と注入後しばらくは上体を起こしておきます。
主な合併症は誤挿入、誤嚥、下痢、チューブの閉塞や鼻腔の潰瘍です。