正答2
解説
正解は2です。
胸腔ドレナージで使用する低圧持続吸引器(3連ボトル式など)の各部の役割を問う問題です。
呼吸性移動とは、呼吸に伴う胸腔内圧の変化に合わせて水封室の水面が上下に動くことです。
【選択肢別解説】
1:× 排液室(蓄液装置)は、胸腔からの排液をためる部分です。
排液の量や性状を観察する場所であり、呼吸性移動を観察する場所ではありません。
2:○ 呼吸性移動は水封室(水封装置)で観察します。
水封室は胸腔内に空気が逆流しないよう弁の役割をしており、胸腔内圧の変化が水面の上下として現れます。
呼吸性移動があればドレーンが閉塞せず胸腔とつながっていると判断でき、気泡(エアリーク)の有無もここで確認します。
3:× 吸引圧調節装置(吸引圧制御室)は、胸腔にかかる吸引圧を一定に保つ部分です。
吸引中は持続的に気泡が出るのが正常で、呼吸性移動を観察する場所ではありません。
4:× 胸腔ドレーンバッグ(チェストドレナージバッグ)は装置全体を指す名称です。
呼吸性移動を観察するのはその中の水封室という特定の部分です。
【ポイント】
排液室は排液の量と性状、水封室は呼吸性移動とエアリーク、吸引圧制御室は吸引圧の管理と覚えます。
呼吸性移動が消失した場合は、ドレーンの屈曲や閉塞、肺の再膨張などを考えます。