正答2
解説
正解は2です。
食道アカラシアの病態、症状、検査、治療を問う問題です。
食道アカラシアは、下部食道括約筋がゆるまず、食道の蠕動も障害されて、食物が胃に流れにくくなる病気です。
【選択肢別解説】
1:× 上部食道の蠕動低下が原因ではありません。
下部食道括約筋の弛緩不全によって食物が通過しにくくなり、その口側の食道が異常に拡張します。
2:○ 主な症状は、食物のつかえ感(嚥下困難)です。
食物が食道にたまるため、つかえ感のほか、食べた物の逆流や胸のつかえ・胸痛がみられます。
3:× 内視鏡検査は禁忌ではありません。
食道がんなど、ほかの病気との区別や、病気の程度を調べるために行われます。
内視鏡を用いた治療も行われています。
4:× 手術療法は行います。
食道下部の筋層を切開して通過をよくする手術(ヘラー筋層切開術など)が行われます。
ほかにも、バルーンで広げる拡張術などがあります。
【ポイント】
食道アカラシアの患者には、よくかんでゆっくり食べること、食後すぐに横にならないことを指導します。
寝ている間の逆流による誤嚥性肺炎にも注意が必要です。