正答2
解説
正解は2です。
大腿切断術を受ける患者の術後の看護を問う問題です。
切断術後は、拘縮を防いで義足を装着できる断端をつくることが、リハビリテーションの鍵になります。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(不適切な看護)です。
【選択肢別解説】
1:× 手術直後に全身状態と手術創を観察するのは適切です。
外傷後の手術のため、出血やショック、感染の徴候を早期に発見します。
2:○ 左股関節の屈曲位を保持するのは適切ではありません。
大腿切断後は股関節の屈曲・外転拘縮が起こりやすいため、伸展位を保ちます。
3:× 断端部の浮腫予防のために弾性包帯を巻くのは適切です。
断端を引き締めて円錐形に整え、義足を装着しやすい形にします。
4:× 手術後早期から筋力増強訓練を行うのは適切です。
義足歩行に必要な筋力を保ち、拘縮や廃用症候群を防ぎます。
【ポイント】
大腿切断後は、断端の下に枕を入れないことと、腹臥位をとって股関節を伸ばすことが拘縮予防になります。
失った手足が存在するように感じる幻肢や幻肢痛への援助も重要です。