A さん(25 歳、初妊婦、保育士)は妊娠 13 週である。
妊娠初期の検査でサイトメガロウイルス IgG 抗体が陰性であった。
A さんへのサイトメガロウイルスの母子感染を予防するための指導で適切なのはどれか。
正答2
解説
正解は2です。
Aさんは保育士で、サイトメガロウイルス(CMV)IgG抗体が陰性のため、妊娠中に初めて感染する可能性があります。
CMVは乳幼児の尿や唾液に多く含まれるため、乳幼児と接する職業では手洗いが最も大切な予防策です。
【選択肢別解説】
1:× ネコとの接触で注意するのはCMVではなく、トキソプラズマです。
ネコの糞に含まれる原虫が感染源になります。
2:○ 園児のおむつ交換の後は、尿に含まれるCMVが手に付着しています。
石けんと流水による手洗いで、自分の口や目への感染を防ぎます。
3:× 家庭菜園の土で注意するのもトキソプラズマです。
CMVは主に乳幼児の尿・唾液を介して感染します。
4:× 出産後の母乳哺育を禁止する必要はありません。
正期産児では母乳によるCMV感染が問題になることは少なく、母乳の利点のほうが大きいとされます。
【ポイント】
CMVにはワクチンも確立した治療もないため、妊婦への衛生指導(手洗い、食器や食べ物を子どもと共有しない、子どものよだれに注意する)が予防の中心です。