A さん(19 歳、初産婦)は妊娠 22 週のときに初めて産婦人科病院を受診した。
妊娠初期にパートナー(17 歳、高校生)から支援できないと告げられ、その後連絡をとっていない。
実父とは死別しており、実母とは良好な関係が築けず疎遠だという。
A さんは妊婦健康診査の予約日に来院しないこともあり、助産師は関係機関と連携し支援していた。
妊娠 38 週に正常分娩し、母子ともに経過は良好で、産褥 4日に助産師から退院指導を行うことになった。
このときの助産師の対応として適切なのはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
Aさんは19歳で、パートナーからの支援はなく、実母とも疎遠で、健診の予約日に来院しないこともありました。
退院後に支えてくれる人がいない状況で、継続した支援につなげる方法を考えます。
【選択肢別解説】
1:× 実母とは良好な関係が築けておらず、支援の依頼を促すことはAさんの負担になるおそれがあります。
本人の意向を確認せずに勧めることは適切ではありません。
2:× パートナーは支援できないと告げており、連絡も途絶えています。
Aさんの同意なしに助産師が連絡するのは適切ではありません。
3:○ 退院後の生活を支えるのは地域の市町村保健師です。
退院指導に同席してもらうことで、Aさんと顔の見える関係をつくり、入院中から退院後まで切れ目のない支援につなげられます。
4:× 育児サロンを主催する住民は専門職ではなく、個人情報の保護の点からも、退院時の迎えを依頼するのは適切ではありません。
【ポイント】
支援が必要な母子は、入院中から市町村の保健師と連携し、退院後の訪問などにつなげます。
社会資源につなぐときは、本人の意向と同意を大切にします。