A ちゃん(生後4か月0日、女児)は、4か月児健康診査の受診のために母、兄(3歳)とともに来院した。
問診では、A ちゃんの出生時に異常の指摘はなく、これまで完全母乳栄養で、ワクチン接種や健康診査以外で医療機関を受診したことはないことがわかった。
また母親は A ちゃんが嫌がるので、オムツ替えが難しいと話した。
来院時の身体計測値は身長 63 cm、体重7,000 g、頭囲 47 cmであった。
A ちゃんの診察では特に異常所見は認められなかった。
その後、母親から助産師へ「上の子が一緒の生活で、A の生活リズムをどのように整えていけばいいか分からない」という相談があった。
助産師の母親への助言として適切なのはどれか。
正答4
解説
正解は4です。
母親は、3歳の兄と一緒の生活の中で、生後4か月のAちゃんの生活リズムの整え方に悩んでいます。
乳児の睡眠と覚醒のリズムを、家族の生活に合わせて整える方法を考えます。
【選択肢別解説】
1:× Aちゃんは完全母乳栄養で順調に育っており、夜間に人工乳を足す必要はありません。
生活リズムを整える方法にもなりません。
2:× 生後4か月では夜間にまとめて眠れるようになってきます。
3時間おきに起こして授乳するとかえって睡眠のリズムを乱すため、欲しがるときに授乳すれば十分です。
3:× 夜間に寝室を明るくすると、昼と夜の区別がつきにくくなり、睡眠と覚醒のリズムが整いにくくなります。
夜は暗く静かな環境にします。
4:○ 兄が寝る時間に合わせてAちゃんも一緒に寝かせると、家族全体の生活リズムがそろい、毎日決まった時間に眠る習慣がつきやすくなります。
母親の負担も軽くなります。
5:× 離乳食は生後5〜6か月ころから始めるため、4か月ではまだ早すぎます。
【ポイント】
乳児の生活リズムは「朝は明るく、夜は暗く」「毎日同じ時間に寝かせる」ことで整っていきます。
きょうだいがいる家庭では、家族の生活リズムに組み込む工夫が現実的です。