第104回 助産師国家試験 午前問47
在胎週数32週、出生体重 1,800 g、児心音低下のため緊急帝王切開で出生した男児。
出生直後、啼泣なく筋緊張は低下。
温めたタオルで羊水を拭き取り、口鼻腔内から白色の分泌物を吸引した。
心拍は6秒間に3回であった。
直ちに人工呼吸が行われ、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉モニターと心電図モニターが装着された。
生後2分が経過しても自発呼吸を認めなかったため、気管挿管による人工呼吸と胸骨圧迫が開始された。
生後5分の評価で、心拍数 50/分、自発呼吸はなく、全身性チアノーゼを認めた。
最初に投与すべきなのはどれか。
正答4
解説
正解は4。
本問の状況設定は、在胎32週の新生児が啼泣なし・筋緊張低下・心拍微弱でバッグ・マスク換気と胸骨圧迫を開始したのち、生後5分で心拍数50/分・自発呼吸なし・全身性チアノーゼが持続している場面である。
新生児蘇生において、胸骨圧迫を30秒以上継続しても心拍数が60/分未満の場合はアドレナリン(エピネフリン)の投与が適応となる。
アドレナリンは心筋の収縮力を高め冠動脈灌流を改善し、蘇生成功率を高める。
ドパミンは安定期の循環補助薬であり急性蘇生には使わない。
新鮮凍結血漿は凝固障害の補正に用いる。
重炭酸ナトリウムは遷延性アシドーシスの補正であり蘇生の第一選択ではない。まとめて解く
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