第104回 助産師国家試験 午前問33
A さん(32 歳、初妊婦)。
妊娠 39 週5日、陣痛発来後、3時間の経過で 3,850 g の児を分娩した。
胎盤娩出直後から子宮収縮が不良で、子宮双手双合圧迫法が行われた。
分娩後 30 分時点で出血量の総量が 1,500 mL を超えたが、子宮からの出血が持続している。
体温 37.3 ℃、脈拍 120/分、血圧 95/50 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉99 %(room air) 。
この時点での新鮮凍結血漿の輸血の判断に必要な血液検査値で最も重要なのはどれか。
正答5
解説
正解は5。
産後出血1,500mLを超え子宮収縮不全が持続している本例では、播種性血管内凝固(DIC)への移行が懸念される。
新鮮凍結血漿(FFP)輸血の判断に最も重要な検査値はフィブリノゲン値である。
産科DICではフィブリノゲンが最初に枯渇し、150mg/dL以下(産科危機的出血対応指針の目安)になるとFFP投与の適応となる。
血小板数(1)やヘモグロビン値(3)はそれぞれ血小板製剤・赤血球製剤投与の指標であり、FFP適応の主判断根拠ではない。
白血球数(2)は感染評価に用い、血清アルブミン(4)は膠質浸透圧・栄養の指標でいずれもFFP投与判断には直接関係しない。まとめて解く
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