第103回 助産師国家試験 午後問70
A さん(32 歳、経産婦)。
夫と長女(2歳半)との3人暮らし。
妊娠 24 週2日の妊婦健康診査に実母および長女と3人で来院した。
待合室にいる A さんの左腕には、 肘を中心に広範囲に包帯が巻かれており、助産師はドメスティック・バイオレンス 〈DV〉を疑った。
助産師の最初の対応で適切なのはどれか。
正答3
解説
正解は3。
DVが疑われる妊婦への最初の対応は「1対1で話せる場所を確保すること」。
同伴者(加害者の可能性も含む)の前ではDV事実は語られず、安全な空間でのスクリーニングが必須。
1の警察通報は本人の意思確認前で時期尚早、2の包帯の理由を尋ねるのも家族の前では危険、4の実母に尋ねるのは情報源として不適切、5のスクリーニング票記入は家族不在で説明する必要がある。
DV防止法に基づき医療者には情報提供・通報の努力義務があるが、被害者の安全と自己決定権が最優先。
妊婦健診はDV発見の重要な窓口で、別室個別面接、配偶者暴力相談支援センターへの紹介、安全計画作成を段階的に行う。
助産師は加害者を刺激せず信頼関係を保つ。まとめて解く
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