第102回 助産師国家試験 午後問105
Aさん(32歳、初産婦)。
病院の産婦人科で、妊婦健康診査を受けていた。
合併症はなく、妊娠経過および胎児の発育は順調であった。
既往歴に特記すべきことはない。
妊娠40週3日、自宅で陣痛発来および破水を認めたため、産婦人科病棟に入院した。
胎児推定体重は3,400g。
羊水混濁は認めない。
子宮口が全開大後、胎児心拍数陣痛図にて高度遅発一過性徐脈を認めたため、吸引分娩による急速遂娩を行うこととなった。
新生児蘇生法ガイドライン 2015 に基づく児の蘇生の準備で適切なのはどれか。
正答4
解説
正解は4。
「新生児蘇生法(NCPR)ガイドライン2015」では、出生時の最初の人工呼吸用ブレンダー(酸素・空気混合装置)の酸素濃度は満期児で21%(room air)から開始することが推奨されている(4が正答)。
これは出生時の酸化ストレス(特に網膜症・気管支肺異形成のリスク)軽減のためで、SpO2目標値(生後1分60%、3分70%、5分80%、10分85%以上)を見ながら必要時に酸素濃度を上げる。
1は誤りで、吸引器の陰圧は10〜13kPa(80〜100mmHg)以下で20kPaは過大。
2は誤りで、吸引カテーテルは8〜10Frを準備する(5Frは細すぎる)。
3は誤りで、満期児の気管チューブ内径は3.0〜3.5mm、早産児は2.5〜3.0mmで4.5mmは過大。
5は誤りで、PEEPは5cmH2Oが標準(1cmH2Oは低すぎる)。
助産師はNCPRインストラクター資格を取得し蘇生に従事する。まとめて解く
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