第102回 助産師国家試験 午後問77
母体の骨盤と胎児の位置関係を模式図に示す。
整形外科的合併症のない正常産婦で、胎児の軸と母体の脊椎のなす角度(θ)が大きく、母体の仙骨の可動域の制限が少なく、骨盤出口部が広がりやすい分娩体位は ( )である。
( )に当てはまるのはどれか。
正答4
解説
正解は4。
蹲踞位(スクワット、squatting position)は仙骨可動域が制限されず骨盤出口部前後径が約2cm拡大し、児頭軸と母体脊椎軸のなす角度θが大きくなり、重力が分娩を助ける産科的に有利な体位(4が正答)。
1の仰臥位は仙骨可動が制限され骨盤出口が狭くなる最も非生理的体位(仰臥位低血圧症候群リスクも)。
2の膝肘位は児頭回旋異常(後方後頭位)の修正等で用いるが、骨盤出口拡大効果は蹲踞位より小さい。
3の側臥位は産婦のリラックスと胎盤循環には良いが骨盤出口拡大効果は限定的。
5の半坐位は重力利用は可能だが仙骨可動制限は仰臥位ほどではないものの蹲踞位より制限される。
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