第102回 助産師国家試験 午後問63
会陰切開術の正中側切開法と正中切開法との比較で、正中側切開法の特徴として正しいのはどれか。
正答3
解説
正解は3。
会陰切開術は児頭娩出時の会陰裂傷予防・分娩短縮目的で行うが、正中切開(median)と正中側切開(mediolateral)を比較すると、正中側切開は肛門括約筋・直腸への損傷リスクが低い(3が正答)。
正中切開は組織損傷少なく出血・縫合不全少なく治癒早いが、第3度(肛門括約筋)・第4度(直腸粘膜)裂傷に進展しやすい。
一方、正中側切開は45度斜めに切開するため肛門括約筋を避けやすいが、出血量が多く創部痛が長引き縫合不全も生じやすい。
1の会陰拡張効果は正中側切開でも大きいが正中切開と比較した特徴ではない。
2の出血少は正中切開の特徴。
4の縫合不全少は正中切開の特徴。
日本では母児の状況に応じて選択し、ルーチンの会陰切開は推奨されない(restrictive episiotomy)方針が主流。
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