第101回 助産師国家試験 午後問104
Aさん(25歳、初妊婦)。
図書館の受付で働いている。
妊娠18週2日。
身長155cm、非妊時体重54kg。
妊娠10週ころからつわりが始まり体重が3kg減少し、現在の体重は51kgである。
妊婦健康診査で、血圧100/60mmHg。
尿蛋白(−)、尿糖(−)。
胎児の発育は良好で、羊水量は正常であった。
妊娠 24 週 4 日、妊婦健康診査のため来院した。
体重 63.5 kg。
血圧 138/78 mmHg。
尿蛋白(−)、尿糖3+。
下腿の浮腫(±)。
経腹超音波検査で特に異常はなかった。
1週後の再検査でも尿糖3+で、血液検査の結果、妊娠糖尿病と診断された。
糖尿病の既往はない。
「ショックです。
つわりがおさまってから何でもおいしいので、つい食べ過ぎていたかもしれません。
今後はなるべく食べないようにします」と話した。
このときの説明で正しいのはどれか。
正答5
解説
正解は5。
妊娠糖尿病(GDM)診断後の栄養指導では、児の発育確保のため必要なエネルギー・栄養素を摂取しつつ血糖コントロールを行うことが原則で、過度な食事制限はケトーシスや胎児発育不全を招く。
1の帝王切開術適応は児体重・分娩進行で判断し糖尿病だけでは適応にならない。
2の尿糖陰性化=コントロール良好ではなく血糖値・HbA1cで評価。
3の血糖コントロールは食事療法第一、無効時にインスリン(経口血糖降下薬は胎盤通過で原則使用しない)。
4の児への影響は巨大児・新生児低血糖・呼吸障害・将来の肥満リスクなど多岐にわたる。
妊娠糖尿病の栄養指導は分割食・カーボカウントで個別化。まとめて解く
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