第100回 助産師国家試験 午後問109
Aさん(38歳、1回経産婦)。
現在、パートナーと8歳の子どもとの3人暮らし。
33歳からIgA腎症のため大学病院の腎臓内科に通院中で、病状の進行による腎機能の悪化のため人工透析の導入が予定された。
高血圧症に対して内服薬による治療が開始されたが、血圧のコントロールは不良である。
1週後、A さんが再度来院し「主治医にもう一度相談しましたが、やはり妊娠継続は勧められないと言われました。
私も覚悟はしたつもりですが、簡単には決められません」と話して、うつむいた。
A さんの意思決定を支援する方法として適切なのはどれか。
正答5
解説
正解は5。
意思決定の支援に最も適した方法は治療的コミュニケーション(therapeuticcommunication)で、傾聴・受容・共感・沈黙・開かれた質問・反映などの技法を用いて、患者自身の感情整理と決定を支える。
1のバズ・セッションは集団討議の手法で個別意思決定支援には不適。
2のネゴシエーションは交渉・取り引きで対立する利害の調整に用い、意思決定支援とは性質が異なる。
3のピアカウンセリングは同じ立場の仲間による相談で、ピアサポートとして有用だが助産師の直接対応としては「治療的コミュニケーション」が中心。
4のブレインストーミングはアイデア発想法で集団・創造的問題解決に用いる。
助産師による意思決定支援はrelational autonomy(関係的自律性)を重視する。まとめて解く
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