第100回 助産師国家試験 午前問2
A さん(33歳、初産婦)は、陣痛発来後 20 時間で体重 3,250 g の男児を頭位で経腟分娩した。
出生直後の児頭には、頭頂部方向に伸びる形で変形があり、左側前方に産瘤が認められた。
産道通過の状態として推測されるのはどれか。
正答2
解説
正解は2。
児頭の変形が頭頂部方向に長く伸び、左前方に産瘤を認めることから、先進部は大泉門側(前頭〜頭頂)であり、児頭は前方後頭位ではなく後方後頭位ないし反屈位で下降したと推定される。
産瘤は先進部の最も下位にできるため、左前方に産瘤があることは矢状縫合が右斜径〜横径に向き、左頭頂が母体前方に位置していたことを示す。
1は不明、3の小泉門が母体前方であれば典型的な前方後頭位となり大斜径方向の応形が出るため所見と合わない。
4の小斜径(約9.5cm)は前方後頭位で最大通過面となるが、本例のように陣痛発来後20時間の遷延分娩で大泉門先進となるのは反屈位の特徴で、前後径が長い大横径や前頭周囲径が通過面となり分娩は長引く。
回旋異常の評価には縫合・泉門の位置確認が基本である。まとめて解く
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