あるメーカの当期損益の見込みは表のとおりであったが,その後広告宣伝費が5億円,保有株式の受取配当金が3億円増加した。
このとき,最終的な営業利益と経常利益はそれぞれ何億円になるか。
ここで,広告宣伝費,保有株式の受取配当金以外は全て見込みどおりであったものとする。
〔当期損益の見込み(単位 億円)〕
売上高:1,000
売上原価:780
販売費及び一般管理費:130
営業外収益:20
営業外費用:16
特別利益:2
特別損失:1
法人税,住民税及び事業税:50
正答1
解説
正解は1です。
損益計算書の利益の段階と、費用・収益がどの段階に含まれるかを問う計算問題です。
広告宣伝費は販売費及び一般管理費に、受取配当金は営業外収益に含まれます。
【計算】
営業利益=売上高-売上原価-販売費及び一般管理費です。
増加後の販売費及び一般管理費は、130+5=135億円です。
営業利益は、1,000-780-135=85億円です。
経常利益=営業利益+営業外収益-営業外費用です。
増加後の営業外収益は、20+3=23億円です。
経常利益は、85+23-16=92億円です。
【選択肢別解説】
1:○ 営業利益85億円、経常利益92億円で、計算結果と一致します。
2:× 営業利益は85億円で正しいですが、経常利益が93億円になっています。
特別利益の2億円や特別損失の1億円は経常利益には含めないので、92億円が正しい値です。
3:× 営業利益220億円は売上総利益(1,000-780)の値です。
営業利益は販売費及び一般管理費も差し引いた85億円です。
4:× 営業利益220億円は売上総利益の値で、経常利益93億円も誤りです。
正しくは営業利益85億円、経常利益92億円です。
【ポイント】
利益は「売上総利益、営業利益、経常利益、税引前当期純利益、当期純利益」の順に計算します。
特別利益・特別損失は経常利益の後、法人税等は税引前当期純利益の後で反映します。