次のような認証方式の特徴に関する記述として,適切なものはどれか。
・利用者は認証用のマトリクス表における位置,順序情報だけを記憶する。
・マトリクス表には認証の都度ランダムに数字が割り当てられる。
・利用者は記憶した位置に表示されている数値を順にパスワードとして入力する。
・正しい位置に表示されている数値の入力が確認できた場合に認証が成功する。
正答3
解説
正解は3です。
図では、4×4のマトリクス表が2つ並んでいます。
利用者は、左の表の左上、左の表の左下、右の表の右下、右の表の右上という位置と順序を記憶しています。
1回目は数字が5、0、2、5なのでパスワードは5025ですが、次回は表の数字が変わり、同じ位置の数字は3、0、5、9となってパスワードは3059になります。
このように、記憶する位置は同じでも、入力するパスワードが毎回変わる方式です。
【選択肢別解説】
1:× 位置と順序の情報は、通常のパスワードと同じく秘密の情報です。
盗み見などで知られる可能性もあるため、定期的に変更しなくてよいとはいえません。
2:× 位置と順序の情報を知られると、表示された表から正しいパスワードを作れてしまいます。
人に教えると安全ではありません。
3:○ 入力するパスワードは認証のたびに変わるので、盗聴したパスワードを次回に使っても認証は成功しません。
なりすましの防止に有効です。
4:× この方式は、利用者が記憶した位置と順序という知識を使う認証です。
身体的特徴を使うバイオメトリクス認証ではありません。
【ポイント】
マトリクス認証は、毎回異なるパスワードを使うワンタイムパスワードの一種です。
盗聴された過去のパスワードを使い回すリプレイ攻撃に強いのが特徴です。