次のアクセス制御方式をもつファイルシステムにおいて,ファイルAへのアクセス権の設定のうち,アクセス制御の条件を満足するものはどれか。
〔ファイルシステムのアクセス制御方式〕
・アクセス権の設定単位:所有者,所有者と同じグループの利用者,その他の利用者
・アクセス権:R(読出し),W(書込み),X(実行)
・アクセス権の優先度:設定内容は,“所有者”,“所有者と同じグループの利用者”,“その他の利用者”の順で優先される。
〔ファイルAへのアクセス制御の条件〕
・全ての利用者が実行できる。
・所有者,及び所有者と同じグループの利用者だけが読出しができる。
・所有者だけが書込みができる。
(○:設定 −:未設定。R/W/Xの順で,所有者/所有者と同じグループの利用者/その他の利用者)
正答4
解説
正解は4です。
アクセス制御の3つの条件から、所有者・同じグループの利用者・その他の利用者のR(読出し)、W(書込み)、X(実行)がどうあるべきかを決め、表の各行と照らし合わせます。
【計算】
「全ての利用者が実行できる」ので、3者ともXは○です。
「所有者、及び所有者と同じグループの利用者だけが読出しができる」ので、所有者と同グループはR○、その他はR−です。
「所有者だけが書込みができる」ので、所有者はW○、同グループとその他はW−です。
求める設定は、所有者がR○W○X○、同グループがR○W−X○、その他がR−W−X○です。
【選択肢別解説】
1:× 同じグループの利用者のWが○になっており、所有者以外も書込みができてしまいます。
2:× その他の利用者のRが○になっており、全ての利用者が読出しできてしまいます。
3:× その他の利用者のRとWが○でXが−になっており、読出しと書込みができる一方、実行ができません。
4:○ 所有者がR○W○X○、同グループがR○W−X○、その他がR−W−X○で、3つの条件を全て満たします。
【ポイント】
所有者・グループ・その他の3区分でR・W・Xを設定する方式は、UNIX系OSのファイルのアクセス権でおなじみの方式です。
条件を1つずつ表の列に当てはめて、合わない行を消していくと確実です。