男性の放射線業務従事者が体幹部を覆う放射線防護衣を着衣し、頸部および防護 衣の内側に1か所ずつ個人線量計を着用した。
実効線量を評価する算出式で正しいのはどれか。
ただし、不均等被ばくに対する実効線量の算出式は以下とする。
E=0.08 Ha+0.44 Hb+0.45 Hc+0.03 Hm E:実効線量 Ha:頭部又は頸部の1 cm線量当量 Hb:胸部の1 cm線量当量 Hc:腹部の1 cm線量当量 Hm:Ha、Hb、Hcのうち最大となる1 cm線量当量
正答3
解説
頸部の線量計はHa(頭頸部の1cm線量当量)を、防護衣の内側の線量計は防護されている胸部Hbと腹部Hcの両方を代表する値を与えるので、Hb=Hcとして扱う。
最大値Hmは防護衣外で高線量となる頸部のHaに等しい。
式に代入するとE=0.08Ha+0.44Hb+0.45Hc+0.03Hm=0.08Ha+(0.44+0.45)Hb+0.03Ha=0.11Ha+0.89Hbとなる。
よって正答は0.11Ha+0.89Hbである。