A 市の保健師は、 4 か月児健康診査未受診者の家庭訪問を行った。
母親の B さん(40 歳)は「近隣に 2 人で住む私の両親の介護があり、子どもの健診に行けなかった。 父は要介護 4 、母は要支援 2 で、育児と介護で忙しい」と話した。
保健師は、B さんと同様の人が他にもいるかもしれないと考え、育児と介護の両方をしている人の実態把握のために、アンケート調査を行うこととした。
アンケート調査の結果、育児と介護の両方をしている人は、同じ立場の人とつながる機会がないため孤立感を感じており、同じ立場の人と交流し育児と介護の両方を行うつらさや両立の工夫点を共有する場を望んでいること、外出しづらい人が多いことが分かった。
保健師は育児と介護の両方をしている人の集いの場づくりを行うことにした。
この集いの場づくりで最も適切なのはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
育児と介護の両方をしている人の集いの場づくりで、最も適切な工夫を問う問題です。
アンケートでは、同じ立場の人とつながる機会がなく孤立感があること、交流の場を望んでいること、外出しづらい人が多いことがわかりました。
集いの場は、外出しにくいという参加の障壁を取り除く形で設計する必要があります。
【選択肢別解説】
1:× 休日の開催は、平日に働いている人には参加しやすくなります。
しかし、育児と介護で外出そのものが難しいという課題は解決できません。
2:× 駐車場の確保は、会場まで来られる人の利便性を高めるものです。
外出しづらい人の参加の障壁を取り除くことにはなりません。
3:○ オンラインでの開催が最も適切です。
自宅から参加できるため、子どもや親のそばを離れられない人でも、同じ立場の人と交流し、悩みや両立の工夫を共有できます。
4:× 保育と介護のスタッフの確保は、会場で子どもを預かる場合には役立ちます。
しかし、要介護の親を家に残して外出することは難しく、外出しづらいという課題の解決にはなりにくいです。
【ポイント】
集いの場づくりでは、調査で明らかになった参加者のニーズと参加の障壁に合わせて方法を選びます。
オンラインの活用は、外出が難しい人の孤立を防ぐ手段として広がっています。