正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
細菌性食中毒は、食品中で菌が産生した毒素で起こる毒素型と、菌が腸管内で増殖して起こる感染型に分けられます。
毒素型は潜伏期間が短いのが特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 赤痢菌は、腸管で増殖して感染を起こす感染型の病原体です。
感染症法では三類感染症の細菌性赤痢として扱われます。
2:× サルモネラ菌は、腸管内で増殖して起こる感染型の食中毒菌です。
鶏卵や食肉が主な原因食品です。
3:○ ボツリヌス菌は、食品中で神経毒(ボツリヌス毒素)を産生する毒素型の食中毒菌です。
真空包装食品や缶詰、いずしなどの嫌気的な食品で増殖し、神経麻痺を起こします。
4:○ 黄色ブドウ球菌は、食品中でエンテロトキシンを産生する毒素型の食中毒菌です。
毒素は熱に強いため加熱しても分解されず、食後1〜5時間ほどで嘔吐を起こします。
5:× カンピロバクターは、腸管内で増殖する感染型の食中毒菌です。
鶏肉の生食や加熱不足が主な原因で、潜伏期間は2〜7日と長めです。
【ポイント】
毒素型はボツリヌス菌、黄色ブドウ球菌、セレウス菌(嘔吐型)が代表です。
黄色ブドウ球菌は手指の傷から食品を汚染するため、調理者の手洗いと手袋の着用が予防になります。