第106回 保健師国家試験 午後問104
人口40万人のA市。
3年前から出生数が増加傾向にある。
最近、乳幼児相談時に、保健師に対しておやつの時間や指しゃぶりなど育児に関する細かな相談をする母親や育児不安を訴える母親が増えている。
A 市では1年前に新しく建設された大規模マンションがあり、出産を控えた妊婦や乳幼児のいる家族が多く居住していた。
地区担当保健師はこの地区で安心して子育てができるよう、新たな事業を計画することとした。
地区担当保健師が最初に計画する内容で最も適切なのはどれか。
正答2
解説
正解は2。
「乳幼児を持つ親と妊婦との交流会を開催する」が正しい。
新興住宅地(大規模マンション)の特徴は、転入者中心で地域とのつながりが乏しく社会的孤立リスクが高いこと。
地区担当保健師の最初の介入として、住民同士をつなぐ交流会(ピアサポート形成)が住民組織化の起点となり、健康課題の早期発見と相互支援の基盤になる。
1の医療機関連携強化は対象が限定され住民交流につながらない。
3の要保護児童対策地域協議会は虐待リスクのある児への個別支援で、地区全体の予防策ではない。
4の転入妊婦家庭訪問は個別支援で集団的アプローチが先行すべき。
住民の主体性を引き出し、地区内で支え合うネットワークを形成することが地域づくりの起点で、母子保健法・健康増進法の住民参加原則とも一致する。まとめて解く
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