第106回 保健師国家試験 午前問52
Aさん(79歳、女性)。
夫(80歳)と2人暮らし。
腰痛があり2年前から整形外科に通院している。
Aさんは、市役所の高齢福祉課の窓口に朝から2時間以上座っていた。
高齢福祉課のB保健師がAさんに声をかけたところ、Aさんは「何をしに来たか忘れた。どうしようかしら」と話した。
B保健師はAさんに了解を得て夫に迎えに来てもらい、夫から話を聞いた。
夫はAさんについて「普段と変わった様子はなく、日々の生活で困っていることもない」と困惑した表情で話す。
A さんの夫に対する B 保健師の対応で最も適切なのはどれか。
正答4
解説
正解は4。
「地域包括支援センターの保健師に連絡することの了承を得る」が正しい。
認知症が疑われる高齢者が徘徊行動を示している事例で、介護保険法に基づく地域包括支援センターは認知症初期集中支援チームと連携し、医療・介護・生活支援を包括的に提供する責任機関である。
市役所のB保健師が継続支援を地域包括支援センターに引き継ぐ際は、本人・家族の同意を得て情報連携することが個人情報保護の観点からも必須。
1のかかりつけ医相談は医療面のみで地域支援が不足。
2の認知症外来一覧の手渡しは丸投げで継続支援につながらない。
3の民生委員相談は地域見守りの一資源だが、専門的アセスメントは地域包括支援センターが担う。
地域包括ケアシステムの中核機関は地域包括支援センターである。まとめて解く
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