第106回 保健師国家試験 午前問49
Aさん(25歳、初妊婦)。
夫(25歳、会社員)と暮らしている。
妊娠中に胎児の異常を認め、Fallot〈ファロー〉四徴症と診断された。
Aさんは、総合周産期母子医療センターで帝王切開術にて2,500gのBちゃんを出産した。
Aさんは産後1週で退院した。
B ちゃんは2歳までに3回の心臓手術を受け、それ以降は合併症もなく過ごしている。
B ちゃんは4歳になり、年1回の経過観察となっている。
半年後、A さんは保健所に来所し「B を来年から幼稚園に入れようと思い、主治医にも問題ないと言われたので近くの幼稚園に見学に行った。
でも、みんな元気いっぱいで、B が入園してやっていけるのか不安になった」と話した。
この時の A さんへの保健師の助言で適切なのはどれか。
正答1
解説
正解は1。
「心疾患の児を持つ親の会に参加することを勧める」が正しい。
同じ疾患を持つ子の親同士のセルフヘルプグループ(ピアサポート)は、経験者からの実践的情報と精神的支えが得られ、不安軽減と社会資源の理解促進に有効。
先天性心疾患児の親の会(全国心臓病の子どもを守る会等)は厚生労働省・小児慢性特定疾病情報センターも紹介している社会資源。
2の病児・病後児保育は感染症等で一時的に保育園に行けない児を対象とし、心疾患安定期の幼稚園選択の相談には不適。
3のセカンドオピニオンは主治医も問題ないと判断しており不要。
4の入園延期は本人の発達機会を奪う上、母親の不安解消にもならない。
慢性疾患児の社会参加支援はピアサポート・親の会・小慢患者会等の活用が王道で、保健所はその仲介を担う。まとめて解く
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