第104回 保健師国家試験 午後問94
A市にある定員80人の保育所。
乳児保育も実施している。
8月1日(金)に、腹痛と下痢症状で4人の園児が欠席した。
8月5日(火)に、新たに4人の園児が同様の症状で欠席した。
さらに、8月1日(金)から欠席していた園児4人のうち2人は症状が落ち着いたが、他の2人が重篤な下痢症状によって入院したと保護者から連絡が入った。
保育所長は感染症の発生を疑い、保健所の感染症担当の保健師に相談した。
相談を受けた保健所保健師が聞き取る情報で優先度が高いのはどれか。
正答3
解説
正解は3。
「月X日(金)より前の園児の欠席状況」が正しい。
感染症(腸管出血性大腸菌等)疑い事例では、患者発生時期の前後で潜伏期を考慮した症状有訴者を把握することが、感染源・感染経路推定と二次感染対策の起点となる。
選択肢1の嘱託医報告、2のイベント、4の主管部局報告は手続き的な情報で、疫学情報には直結しない。
感染症法に基づく食中毒・集団感染対応では、潜伏期間(O157は3〜8日)を遡って共通曝露源(食事・水・遊戯)を絞り込む。
集団発生時の初動疫学調査の基本。
腸管出血性大腸菌O157の潜伏期間は3〜8日(平均4〜5日)で、初発例の発症日から遡って共通曝露源を絞り込む。まとめて解く
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