第104回 保健師国家試験 午前問51
Aさん(45歳、男性)。
両親と3人暮らし。
統合失調症で治療中。
就労移行支援としてB事業所に週5日通所している。
就労中に独語がみられるが、作業に支障はない。
B事業所の生活指導員から市の保健師に「Aさんの父親が筋萎縮性側索硬化症(ALS)で入院している。
70歳になるAさんの母親は事業所の家族会でも積極的に発言するなどしっかりしている。
しかし、Aさんは、自分が父親を1人で介護しなくてはならないと思い込み悩んでいるので、支援して欲しい」と連絡があり、Aさんの希望でB事業所において地区担当の保健師が初回の面接を行った。
A さんに対する保健師の対応で最も適切なのはどれか。
正答4
解説
正解は4。
「父親の介護について母親を交えて話し合うことを提案する」が正しい。
Aは精神疾患を抱える同居家族で、父のALS介護負担が増加すると本人の生活機能・症状に影響する。
家族システム全体で介護役割を分担するため、まず母を含めた家族会議を勧めるのが家族支援の原則。
選択肢1の保健所紹介は段階を飛ばす。
選択肢2の母任せはAの希望と家族の安全を無視する。
選択肢3のALS説明は知識提供のみで決定支援に至らない。
難病法・地域包括ケアでは、家族介護者支援とレスパイトケアの確保が重視される。
ALSは難病法の指定難病で、進行性の運動麻痺により家族の介護負担が増す。
家族全体の支援計画が在宅療養継続の鍵となる。まとめて解く
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