次のうち、子どもの心の健康に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
A 生後6〜8か月頃の子どもが養育者と一時的に離れる際に、泣いたり、後追いやしがみつきをみせたりすることを分離不安症という。
B 子どもの心身症とは、子どもの身体症状を示す病態のうち、その発症や経過に心理社会的因子が関与するものをさす。
C 自分の意思とは関係なく、突然、繰り返し体の一部が動いたり声が出たりする状態をチックという。
チックには、連発型、伸発型、難発型がある。
D 反応性アタッチメント障害の特徴として、初対面の人にも過度に甘えるなど、誰にでも構わず馴れ馴れしい行動をとる様子がみられる。
(組み合わせ)
正答4
解説
正答は選択肢4(A:×/B:○/C:×/D:×)です。
Aは×で、生後6〜8か月頃の分離時の泣きや後追いは正常な発達過程における「分離不安」であり、診断名「分離不安症(障害)」とは区別されます。
Bは○で、心身症は心理社会的要因が関与する身体症状の病態であり、子どもにも生じます。
Cは×で、「連発型・伸発型・難発型」はチックではなく吃音(どもり)の分類です。
チックは運動性チックと音声チックに大別されます。
Dは×で、初対面の人にも無差別に馴れ馴れしい行動(脱抑制型)は「反応性アタッチメント障害」ではなく「脱抑制型対人交流障害(DSED)」の特徴であり、両者はDSM-5では別診断として区別されています。