次のうち、社会的養護の地域支援に関する記述として、適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。
A 短期入所生活援助(ショートステイ)事業の対象者は、疾病や疲労などにより家庭において児童を養育することが一時的に困難になった保護者の児童や、経済的問題等により緊急一時的に保護が必要になった母子等である。
B 「新しい社会的養育ビジョン」(平成 29 年 厚生労働省)では、入所児童以外の地域の子育て家庭を支援する専門職として、乳児院と児童養護施設に地域支援専門相談員を配置することとされた。
C 施設に入所する子どもの早期家庭復帰を支援するため、乳児院、児童養護施設、児童心理治療施設、児童自立支援施設には、児童家庭支援センターを設置する義務がある。
D 乳児院、母子生活支援施設、児童養護施設、児童心理治療施設及び児童自立支援施設の長は、その行う児童の保護に支障がない限りにおいて、当該施設の所在する地域の住民につき、児童の養育に関する相談に応じ、及び助言を行うよう努めなければならない。
(組み合わせ)
正答2
解説
正答は選択肢2(A・D)です。
Aは正しく、ショートステイ事業の対象は疾病・疲労等で一時的に養育困難な保護者の児童や、経済的問題等で緊急に保護が必要な母子等です。
Dも正しく、乳児院・母子生活支援施設等の施設長は、その行う児童の保護に支障がない限りにおいて、当該施設の所在する地域の住民につき、児童の養育に関する相談に応じ、及び助言を行うよう努めなければならないと児童福祉法第48条の2に規定されています。
Bは誤りで、「新しい社会的養育ビジョン」に乳児院と児童養護施設へ「地域支援専門相談員」を配置するという記述はありません。
乳児院・児童養護施設に置くこととされている家庭や地域への支援を担う職員は、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第21条・第42条に定める家庭支援専門相談員です。
Cは誤りで、児童家庭支援センターは児童福祉法第44条の2に定められた児童福祉施設であり、乳児院・児童養護施設・児童心理治療施設・児童自立支援施設に設置しなければならないという義務規定はありません。
児童福祉施設に附置する形態と単独で設置する形態のいずれも認められています。