次のうち、自閉スペクトラム症(ASD)の可能性を示唆する乳幼児期の行動として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 相手の行動を見てまねをしない。
B あるものを指さし示すことにより、それを取ってほしいと命令する。
C 言語以外の手段(指さし、表情、視線など)をコミュニケーションとして使わない。
D 一旦出始めていた言葉が1歳後半から2歳頃出なくなる。
E 母親がいるときだけ情緒が安定する。
(組み合わせ)
正答2
解説
正解は選択肢2(A:○/B:×/C:○/D:○/E:×)です。
A:模倣(まね)の欠如はASDの特徴(○)。
B:指さしで欲しいものを要求する「命令の指さし」はASDでもみられる行動であり、ASDを示唆する特徴とは言えない(×)。
C:非言語コミュニケーション(指さし・表情・視線)の使用困難はASDの中核症状(○)。
D:一旦獲得した言葉の退行(折れ線現象)はASDでみられ、1歳後半〜2歳頃に起こることがある(○)。
E:母親のそばでのみ安定するのは通常の愛着行動であり、ASDを示唆する特徴ではない(×)。