次の文は、乳幼児虐待に関する記述である。
適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 家庭が経済的困窮に陥り、母親がうつ病である場合、虐待が必ず起こると考えられる。
B 児童虐待は、子どもの社会・情緒的発達に影響を与えるが、脳の実質に変化を与える(器質的問題を生じる)可能性はない。
C 全ての虐待に対して親子の分離を行い、里親あるいは施設養育をすることが適切である。
D 被虐待乳幼児が保育所を利用することは、乳幼児の社会・情緒的発達にとってほとんど意味がない。
(組み合わせ)
正答5
解説
正答は選択肢5(A:×/B:×/C:×/D:×)。
全ての肢が誤り。
Aが×で、経済的困窮や母親のうつは虐待のリスク要因ではあるが、「必ず起こる」とは言えない。
Bが×で、重大な虐待は脳に器質的変化(萎縮・海馬損傷など)をもたらす可能性があることが研究で示されている。
Cが×で、虐待の対応は状況に応じて分離の必要性を判断するものであり、すべてに親子分離を行うことは適切でない。
Dが×で、被虐待児が保育所を利用することは安定した養育環境の確保や社会・情緒的発達の促進に意義があり、「ほとんど意味がない」とは言えない。