次の文は、社会的養護における子どもの権利擁護の取り組みに関する記述である。
適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 児童養護施設等の入所児童に対し、権利について正しく理解できるよう、「子どもの権利ノート」等を用い、わかりやすく説明することが求められている。
B 利用者からの苦情を適切に解決するため、社会福祉事業経営者は施設内に苦情の相談窓口を設け、第三者の協力を得るなどして解決に努めることとされている。
C 施設職員による被措置児童等虐待については、市町村において、子ども本人からの届出や周囲の者からの通告を受け付け、調査等の対応をすることが「児童虐待の防止等に関する法律」で法定化されている。
(組み合わせ)
正答2
解説
Aは○:「子どもの権利ノート」を配付してわかりやすく権利を説明することは、社会的養護施設において広く実施が求められています。
Bは○:社会福祉法第82条により、社会福祉事業の経営者は利用者等からの苦情の適切な解決に努めなければならないとされ、国の指針(「社会福祉事業の経営者による福祉サービスに関する苦情解決の仕組みの指針について」)で苦情解決責任者・苦情受付担当者の設置と第三者委員の設置が示されています。
Cは×:被措置児童等虐待への対応は「児童虐待の防止等に関する法律」ではなく「児童福祉法」に規定されており、また、周囲の者からの通告は市町村も受け付けますが、子ども本人からの届出先は児童相談所・都道府県の行政機関・都道府県児童福祉審議会であって市町村は含まれず、事実を確認するための措置を講ずるのは都道府県です。
正答は選択肢2(A:○/B:○/C:×)です。