次の文は、アタッチメント(愛着)の形成についての記述である。
適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 乳幼児は、親との分離、見知らぬ人、見知らぬ場所、けがなどを体験したときなどに、特定の養育的他者(愛着対象)に近づいて安心感を得ようとする。
この行動傾向を愛着と呼ぶ。
B 愛着は、乳幼児期に形成されるが、成人期に愛着は働かないため、成人は愛着行動を示さない。
C 生後2、3か月において、特定の愛着対象が明確である。
D 乳幼児との安定した愛着関係を形成するためには、でき得る限り身体的に接触していることが望ましい。
(組み合わせ)
正答3
解説
正答は選択肢3(A:○/B:×/C:×/D:×)。
A:脅威場面において特定の愛着対象に近づき安心を得ようとする行動傾向を愛着と呼ぶのは正しい。
B:愛着は乳幼児期以降も機能し続け、成人も親密なパートナーや友人に対して愛着行動(接触希求・安全基地探求)を示すため誤り。
C:特定の愛着対象が明確になるのは生後6〜8か月頃からであり、生後2〜3か月は前愛着または愛着形成初期の段階であるため誤り。
D:安定した愛着形成のためにはできる限り身体的接触が必要というわけではなく、敏感で一貫した応答性(感受性)のほうが重要とされているため誤り。