次の文は、社会福祉における「自己決定」に関する記述である。
適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 福祉サービスを利用している依存的な状態の人であっても、自己決定権は確保されるべきである。
B 自己決定の原則は、利用者自らの選択と決定を行う権利の概念であると同時に、利用者の成長を助けるものでもある。
C 援助関係における自己決定の原則を貫くために、たとえ利用者が決定するために必要な情報が提供されていない場合でも、利用者に自己決定を促さなければならない。
D 個人の自己決定の原則はどのような場合でも優先されなければならない。
(組み合わせ)
正答2
解説
正答は選択肢2(A:○/B:○/C:×/D:×)。
Aは○:依存状態にあっても人格の尊重・自己決定権は保障されるべきであり、援助者はそれを最大限支援する。
Bは○:自己決定の原則は単なる権利保障にとどまらず、利用者が選択・決定を重ねることで主体性・自律性を高める成長促進の機能もある。
Cは×:情報が提供されていない状態で自己決定を促すことは真の自己決定にならない。
インフォームドコンセントの観点から、必要な情報を提供した上で決定を支援することが求められる。
Dは×:自己決定は尊重されるべきだが、他者を傷つける場合や本人が重大な危機にある場合など一定の制約が生じることがある。