正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
解説
1. ASSR(Auditory Steady-State Response:聴性定常反応)とは聴覚路が一定周期の音刺激(変調音)に対して定常的に反応する現象脳波を解析して、聴力閾値を客観的に推定する検査乳幼児や意思疎通の難しい人でも、睡眠中に検査が可能
2. ASSRの特徴刺激音:トーンバーストではなく、変調持続音(AM音/FM音) を使用→ 音の強さや周波数を周期的に変化させたもの周波数ごとの聴力推定が可能(250Hz〜8kHzなど)→ 周波数別閾値を同時に測定できる同時多周波数刺激が可能→ 両耳で複数周波数を同時に測定でき、効率的80Hz ASSR(小児向け):主に脳幹レベルの反応を測定40Hz ASSR(成人向け):覚醒時の皮質レベルの反応を測定
3. ABR(聴性脳幹反応)との比較ABR:クリック音を用いて反応波形から閾値を推定→ 周波数特異性が低いASSR:変調持続音を使用し、周波数ごとの閾値をより正確に評価検査時間:ABRよりもやや長くなる傾向(多周波解析に時間を要する)
4. 各選択肢の解説小児には80Hz ASSRを用いる → ○ → 小児や睡眠時は80Hz成分が安定周波数別の閾値を評価できる → ○ → ASSRの大きな利点低音域に比べて高音域の誤差は少ない → ○ → 高音域の方が精度が高い刺激音にはトーンバーストを用いる → × → 正しくは「変調持続音(AM・FM音)」ABRに比べて検査時間を短縮できる → × → 実際はABRより長くなる場合が多い
5. ポイントまとめASSRは「周波数ごとの聴力推定」が可能な客観的聴覚検査刺激音は「変調持続音(トーンバーストではない)」小児には「80Hz ASSR」を使用ABRより精密だが、時間は短くならない