正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
この問題は直接的訓練でないものを選ぶので、○ が答えです。
吃音の直接的訓練は、発話のしかたそのものに働きかけて流暢性を高める訓練です。
【選択肢別解説】
1:○ 行動実験は、認知行動療法の技法です。
話すことへの不安や思い込みが本当に正しいかを実際の行動で確かめるもので、発話のしかたを直接変える訓練ではありません。
2:× 統合訓練は、流暢性形成法と吃音緩和法を組み合わせた訓練です。
発話そのものに働きかけるため、直接的訓練です。
3:× 流暢性形成訓練は、ゆっくりした発話や軟起声などで流暢な話し方を身につける訓練です。
直接的訓練の代表です。
4:× リッカムプログラムは、幼児の流暢な発話をほめ、吃音には穏やかに言い直しを求める行動療法的な方法です。
保護者が子どもの発話に直接働きかけるため、直接的訓練に分類されます。
5:○ メンタルリハーサル法は、リラックスした状態で、話す場面を頭の中で思い描いて練習する方法です。
不安の軽減を目的とする心理的なアプローチであり、発話への直接的訓練ではありません。
【ポイント】
直接法は「発話を変える」、間接法は「環境や心理面を整える」と区別します。
幼児では環境調整法などの間接法も重視されます。
【用語】
流暢性形成訓練:発話の速さや声の出し方を調整して、滑らかな話し方を作る吃音の訓練である。
吃音緩和法:吃音をなくすのではなく、吃る際の力みや恐れを減らし楽に吃れるようにする方法である。
リッカムプログラム:幼児期の吃音に対し、親が子どもの流暢な発話を褒めるなどして進める行動的な介入法である。
メンタルリハーサル法:話す場面を頭の中で思い描き、流暢に話す練習をして不安に備える方法である。
行動実験:認知行動療法の技法で、考え方が正しいかを実際に行動して確かめる方法である。