正答4
解説
正解は4です。
側性化は、ある機能が左右どちらかの大脳半球に偏って担われることです。
右利きの人では、言語は左半球、視空間認知は右半球が優位です。
【選択肢別解説】
1:× 言語は多くの人で左半球に強く側性化しています。
右利きの人の大部分が左半球優位です。
2:× 行為(習熟した動作の企画)は左半球が優位です。
左半球の損傷で観念運動失行や観念性失行が起こります。
3:× 相貌認知(顔の認知)は右半球の紡錘状回が重要とされます。
右半球、または両側の損傷で相貌失認が生じます。
4:○ 遂行機能は、目標を立て、計画し、実行し、修正する働きです。
両側の前頭前野を中心とした広い領域のネットワークが担っており、左右どちらかへの偏りが最も不明瞭です。
5:× 視空間認知は右半球が優位です。
右半球の損傷で左半側空間無視が起こりやすいのはこのためです。
【ポイント】
左半球は言語・行為・計算、右半球は視空間認知・注意・相貌認知、と整理します。
【用語】
側性化:ある機能が、左右どちらかの大脳半球に偏って担われていることである。
遂行機能:目標を立て、計画し、状況に応じて実行を調整していく、前頭葉が中心となる高次の機能である。
相貌認知:顔を見て、それが誰であるかや表情を見分ける認知機能である。
視空間認知:物の位置・方向・距離などの空間的な関係を捉える認知機能である。