正答4
解説
正解は4です。
高次脳機能の検査が、主にどの機能を評価するかの対応を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 仮名拾いテストは、ひらがなの文章を読みながら「あいうえお」を拾い出す課題です。
主に注意の配分や持続を評価する検査であり、言語の検査ではありません。
2:× MMSE(Mini-Mental State Examination)は、見当識・記憶・計算などを含む認知機能全般のスクリーニング検査です。
行為を評価する検査ではありません。
3:× ベントン視覚記銘検査は、図形を見せた後に描いて再生させる検査です。
主に視覚性の記銘力(記憶)を評価するもので、視空間認知の検査ではありません。
4:○ レイ複雑図形検査は、複雑な図形を模写した後、時間をおいて記憶から再生させる検査です。
再生課題によって視覚性の記憶を評価します(模写では構成能力もみます)。
5:× トークンテストは、形や色の異なる札(トークン)を口頭指示どおりに操作させる検査です。
聴覚的な言語理解を評価する検査であり、注意の検査ではありません。
【ポイント】
視覚性記憶の検査は、レイ複雑図形検査とベントン視覚記銘検査がセットで出題されやすいです。
【用語】
仮名拾いテスト:ひらがな文章を読みながら、指定された文字を拾い出す、注意機能を調べる検査である。
MMSE:見当識・記憶・計算などを口頭と筆記で調べる、ミニメンタルステート検査という認知機能の簡易検査である。
ベントン視覚記銘検査:図形を見せて記憶させ、描いて再生させることで視覚性の記銘力を調べる検査である。
レイ複雑図形検査:複雑な図形を模写させ、その後に記憶から再生させて視覚構成能力や視覚性記憶を調べる検査である。
トークンテスト:色や形の異なる小片(トークン)を、口頭の指示に従って操作させる言語理解の検査である。