正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
騒音職場の聴覚管理は、厚生労働省の「騒音障害防止のためのガイドライン」に基づいて行います。
騒音性難聴は4,000Hz付近から始まる感音難聴(c5dip)が特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 雇い入れ時に他覚的聴力検査を行う規定はありません。
オージオメータによる気導純音聴力検査(自覚的検査)などを行います。
2:× 定期健康診断は3か月に一度ではなく、6か月以内ごとに1回行います。
3:○ 週末と休日明けとの聴力の変動に注意します。
騒音曝露後には一時的な閾値上昇(TTS)が起こり、休養で回復します。
週末と休み明けで聴力に差がある場合、騒音の影響を受けていることを示します。
4:○ 作業環境の評価には等価騒音レベルが用いられます。
時間とともに変動する騒音を、同じエネルギーをもつ一定の騒音レベルに換算した指標です。
5:× 注意すべきなのは低音域ではなく、高音域の閾値です。
騒音性難聴は4,000Hz付近から悪化するためです。
【ポイント】
騒音性難聴の早期発見の鍵は、4,000Hzの閾値の低下(c5dip)です。
作業環境は等価騒音レベル85dB以上かどうかが一つの目安になります。
【用語】
等価騒音レベル:時間とともに変動する騒音を、同じエネルギーをもつ一定の騒音レベルに換算した指標である。
騒音性難聴:大きな騒音に長く曝露されて起こる、4,000Hz付近から始まる感音難聴である。
c5dip:騒音性難聴の初期にみられる、4,000Hz付近の聴力の落ち込みを指す。
一時的な閾値上昇:大きな音を聞いたあとに一時的に聴力が低下し、休養で回復する現象で、TTSともいう。
選別聴力検査:多数の人から、聴力に問題がありそうな人を短時間でふるい分ける検査である。