正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
この問題は喚語機能改善のための訓練法でないものを選ぶので、○ が答えです。
喚語困難は、言いたい語が思い浮かばない失語症の中核症状で、意味や音韻の手がかりを使った訓練が行われます。
【選択肢別解説】
1:× 意味セラピーは喚語の訓練法です。
語の意味特徴を考えさせたり、意味的な分類をさせたりして、意味の処理を強化します。
2:× 音韻セラピーは喚語の訓練法です。
語頭音や拍数などの音韻的な手がかりを使って、語の音の想起を促します。
3:× 機能再編成法は喚語の訓練に用いられる方法です。
ルリアの理論に基づき、保たれた機能(仮名や漢字などの別の経路)を使って、障害された機能を再編成します。
4:○ モーラ指折り法は喚語の訓練法ではありません。
拍(モーラ)に合わせて指を折りながら発話する方法で、発語失行や構音のリズムの改善に用いられます。
5:○ マッピングセラピーは喚語の訓練法ではありません。
文の意味役割(動作主・対象など)と文法構造との対応づけを練習する、構文の訓練法です。
【ポイント】
喚語の訓練は意味と音韻の手がかりが中心で、マッピングセラピーは構文、モーラ指折り法は発話の運動面の訓練と区別しましょう。
【用語】
喚語:言いたい語を思い浮かべて、実際に言葉として出すことを指す。
意味セラピー:語の意味特徴を考えさせるなどして、意味の処理を強化する訓練法である。
音韻セラピー:語頭音などの音韻的な手がかりを使って、語の音の想起を促す訓練法である。
機能再編成法:ルリアの理論に基づき、保たれた機能を使って障害された機能を補う訓練法である。
モーラ指折り法:拍に合わせて指を折りながら発話する方法で、発語失行などの訓練に用いる。
マッピングセラピー:文の意味役割と文法構造との対応づけを練習する、構文の訓練法である。