正答5
解説
正解は5です。
嚥下を自分の意思で起こせるかどうかを、器具なしで評価する検査を選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:× 食物テストは随意的惹起能力の検査ではありません。
茶さじ1杯のプリンを食べてもらい、嚥下後の口腔内の残留やむせを評価します。
2:× 頸部聴診法は随意的惹起能力の検査ではありません。
嚥下音や呼吸音を聴診器で聞き、咽頭期の異常を推測します。
3:× 咳反射テストは随意的惹起能力の検査ではありません。
クエン酸などの霧を吸わせて咳反射が起こるかをみて、不顕性誤嚥の危険を評価します。
4:× 改訂水飲みテストは随意的惹起能力の検査ではありません。
冷水3mLを飲んでもらい、嚥下の有無・むせ・呼吸の変化から誤嚥を評価します。
5:○ 反復唾液嚥下テストは随意的惹起能力を評価する検査です。
30秒間にできるだけ多く空嚥下を繰り返してもらい、回数を数えます。
【ポイント】
反復唾液嚥下テスト(RSST)は、30秒間に3回未満を陽性とします。
喉頭隆起の挙上を指で触れて、嚥下の回数を確認します。
【用語】
反復唾液嚥下テスト:30秒間に唾液を何回飲み込めるかで、嚥下を随意的に起こす能力を調べる簡易検査である。
改訂水飲みテスト:少量の冷水を飲ませ、むせや呼吸の変化から嚥下機能を評価する検査である。
頸部聴診法:聴診器で嚥下音や呼吸音を聞き、咽頭期の異常を推測する方法である。
咳反射テスト:クエン酸などの霧を吸入させて、咳の反射の有無をみる検査である。
食物テスト:少量のプリンなどを食べてもらい、むせや口腔内の残留を評価する検査である。