正答5
解説
正解は5です。
PECS(絵カード交換式コミュニケーションシステム)は、絵カードを相手に手渡して要求を伝えることから始める指導法です。
自閉スペクトラム症の子どもなどに用いられます。
【選択肢別解説】
1:× 構文の形成は最も重点が置かれている目標ではありません。
文カードで「〜をください」をつくる段階はありますが、後半の段階の内容です。
2:× 絵カードの選択は最も重点が置かれている目標ではありません。
複数の絵カードを弁別して選ぶことは、伝えるための手段の一つです。
3:× 音声言語の表出は最も重点が置かれている目標ではありません。
PECSを通して発話が増えることはありますが、直接の目標ではありません。
4:× 質問-応答関係の成立は最も重点が置かれている目標ではありません。
質問に答えるやりとりは後半の段階で扱う内容です。
5:○ 自発的なコミュニケーションの開始が最も重視されています。
促されなくても自分から相手に近づき、絵カードを渡して伝えることを目指します。
【ポイント】
PECSは6つの段階からなり、第1段階から「自分から相手に働きかける交換」を教えます。
応用行動分析の考え方に基づき、要求が通じる体験で伝える行動を強化します。
【用語】
PECS:絵カードを相手に手渡して要求を伝える、絵カード交換式コミュニケーションシステムである。
自発的なコミュニケーションの開始:相手から促されなくても、自分から相手に伝えようとして働きかけることである。
応用行動分析:行動の原理を応用して、望ましい行動を増やし問題となる行動を減らす方法である。