正解を3つ選んでください。
正答1・4・5
解説
正解は1と4と5です。
ウェルニッケ・リヒトハイムの失語図式は、3つの中枢とそれらを結ぶ経路で失語のタイプを説明するモデルです。
3つの中枢は、概念中枢、聴覚心像中枢、運動心像中枢です。
【選択肢別解説】
1:○ 概念中枢はこのモデルの中枢の一つです。
語の意味や概念を担い、大脳に広く分布すると考えられました。
2:× 語彙中枢はこのモデルの中枢には含まれません。
語彙の貯蔵は、のちの認知神経心理学的なモデルで扱われる概念です。
3:× 視覚心像中枢はこのモデルの中枢には含まれません。
このモデルは、聞く・話すという音声言語の処理を中心に構成されています。
4:○ 聴覚心像中枢はこのモデルの中枢の一つです。
語の音の記憶を担い、ウェルニッケ野に相当します。
5:○ 運動心像中枢はこのモデルの中枢の一つです。
語を話すための運動の記憶を担い、ブローカ野に相当します。
【ポイント】
中枢そのものの損傷で皮質性失語、中枢を結ぶ経路の損傷で伝導失語や超皮質性失語が生じると説明されます。
聴覚心像中枢と運動心像中枢を結ぶ経路の損傷が伝導失語です。
【用語】
Wernicke-Lichtheimの失語モデル:3つの中枢とそれを結ぶ経路で失語のタイプを説明する、古典的な図式である。
概念中枢:語の意味や概念を担うとされる、失語図式上の中枢である。
聴覚心像中枢:語の音の記憶を担うとされる中枢で、ウェルニッケ野に相当する。
運動心像中枢:語を話すための運動の記憶を担うとされる中枢で、ブローカ野に相当する。