正答5
解説
正解は5です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った説明)です。
音の大きさを表すデシベル(dB)には、何を基準にするかによって音圧レベル、聴力レベル、感覚レベルがあります。
【選択肢別解説】
1:× 音圧レベル(dB SPL)の基準値は20μPaで、正しい説明です。
健康な人がかろうじて聞こえる1000Hz付近の音圧に相当します。
2:× 聴力レベル(dB HL)は、健康な若年者の聴覚閾値を基準としており、正しい説明です。
周波数ごとの正常な閾値を0dBとしています。
3:× 個人の聴覚閾値を基準とするのが感覚レベル(dB SL)で、正しい説明です。
その人の閾値より何dB大きいかを表します。
4:× 聴力レベルの基準値は、国際規格(ISO)で定められており、正しい説明です。
オージオメータはこの基準に合わせて校正されます。
5:○ 純音聴力検査で用いるのは感覚レベルではなく、聴力レベル(dB HL)です。
オージオグラムの縦軸は聴力レベルで示されます。
【ポイント】
「SPL=20μPa基準」「HL=正常若年者の閾値が0dB」「SL=本人の閾値が0dB」と区別します。
感覚レベルは、閾値上検査で刺激音の強さを示すときなどに使います。
【用語】
音圧レベル:音圧を基準の音圧と比べてデシベルで表した値である。
聴力レベル:健康な若年者の聴覚閾値を0dBとして、聴力を表したdB HLの値である。
感覚レベル:その人自身の聴覚閾値を基準にして、刺激音の大きさを表したdB SLの値である。
聴覚閾値:音がかろうじて聞こえる最小の音の強さを指し、周波数ごとに異なる値をとる。
純音聴力検査:各周波数の純音を聞かせ、聞こえる最小の音の強さを調べる基本的な聴力検査である。