成人人工内耳適応基準(2017)では、補聴器装用下の最高語音明瞭度が(A:左列)以下であり、かつ平均聴力レベルが(B:右列)以上である場合には手術適応となる。
(A)(B)の組み合わせで正しいのはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
日本耳科学会の成人人工内耳適応基準(2017)では、聴力と補聴器の効果について2つの条件が示されています。
【選択肢別解説】
1:× 語音明瞭度30%・聴力レベル55dBは、基準の数値と合いません。
2:× 語音明瞭度40%・聴力レベル60dBは、基準の数値と合いません。
3:○ 平均聴力レベルが70dB以上90dB未満で、補聴器装用下の最高語音明瞭度が50%以下の高度難聴は、手術の適応になります。
4:× 語音明瞭度60%・聴力レベル80dBは、基準の数値と合いません。
5:× 語音明瞭度70%・聴力レベル85dBは、基準の数値と合いません。
【ポイント】
成人人工内耳適応基準(2017)では、平均聴力レベル90dB以上の重度難聴も適応になります。
「90dB以上」または「70dB以上かつ明瞭度50%以下」の2本立てで覚えましょう。
【用語】
成人人工内耳適応基準:成人が人工内耳の手術の対象となる聴力や補聴器の効果などの条件を、学会が定めた基準である。
語音明瞭度:聞かせた言葉をどれだけ正しく聞き取れたかを、割合で表した値である。
平均聴力レベル:複数の周波数の聴力レベルを平均した値で、難聴の程度を表す指標である。
最高語音明瞭度:音の強さを変えながら語音明瞭度を測ったときに得られる、最も高い明瞭度の値のことである。